生活習慣病や成人病を引き起こすメカニズムについて
生活習慣病や成人病とは、食事や運動習慣など日々の生活スタイルの歪みが積み重なって起こると言われています。具体的には、ストレスからくる過食、必要以上の栄養摂取や睡眠不足、ハードワークにより十分な睡眠時間を取ることができていない、などちょっとした頑張りすぎが何日も何日も続いていくと、最初のうちはどうにかなっていてもだんだんと身体が悲鳴を上げ、ノーのサインを出してくるのです。病院の健康診断で血圧が高いと言われたり血脂肪が多いと言われたり、見た目の変化だと太ったり、反対に痩せたりと、その人本来の健康な状態からずれている、という兆候が現れ出してきます。これが一般的にいう生活習慣病や成人病のメカニズムです。

では実際になってしまったらどのように対処したらよいのでしょうか。本来、人の体は自然治癒力を持っています。ストレスから本来の健康状態を損なっている場合も自然治癒力が働き、身体を元に戻そうとします。高血圧や身体の変化などで知らせてくれるのも、身体を元に戻すためのサインだと言われています。
まずは生活習慣をあらためることから始めましょう。決して自罰的に反省するのではなく、自分はどこを頑張りすぎていたのか、どこがつらいのか、といったふうに自身の身体に聞いていってあげると良いのです。すると、最近仕事ばかりで眠いのに寝られていなかったとか、もっと自然のなかで身体を動かす時間もほしいなど、自分で対処法がわかるケースが大半です。
なにもわからない場合にはひとまず休息をとるのもいいでしょう。
旅行に出かける、自然の中でウォーキングする。好きなものを食べるなど、身体の本来の力を呼び戻すようなアプローチが効果的です。オフィスワークなどで同じ姿勢を長時間とる仕事形態も現代ではめずらしくありません。のびのびと身体を動かしたりストレッチをするだけで気分がリフレッシュすることもあります。


